中学校の部活って、やっぱり難しいなと思う。
毎日ちゃんと通って、仲間と一緒に汗を流して、
勝ちたいとか、上手くなりたいとか、そういう気持ちで動いている子がいる。
でも、うちの娘は、そういうタイプじゃない。
中学2年生の娘は、ソフトテニス部に所属している。
小学校の5・6年では、ずっと不登校を経験していて、
中学に入学してからようやく、少しずつ学校に通うようになった。
部活に入ったのも、「体力をつけるために、できる範囲でやってみよう」っていう、小さな決意からだった。
すべての練習に出ることはできない。
体力が続かない日もあるし、そもそも学校に行けない日もある。
ゴールデンウィークは祖父母宅に遊びに行くために部活を休んだし、
塾がある日は途中で帰ったりもしている。
でも、顧問の先生は事情を理解してくれていて、
「本人のペースで、長く続けられたらいいね」と言ってくれている。
私も、それがいいと思っていた。
「完璧にやる」じゃなくて、「辞めずに続ける」。それだけでも、すごいことだと思っていたから。
だけど──
おとといの夜、部活から帰ってきた娘がぽつりとつぶやいた。
「先輩に言われた。“そんなに休むなら辞めれば”って。“辞めないなら、もっとちゃんと来なよ”って。」
それを聞いた瞬間、私は胸がぎゅっと締めつけられた。
その先輩に、悪気があったかはわからない。
毎日練習に来てる人から見れば、
サボっているように見えるのかもしれない。気持ちはわかる。
大会が近いから、気が立っていたのかもしれない。
最上級生としての責任感からだったのかもしれない。
でも、うちの娘は、
「ちゃんと休む」ことを、自分で決めてやっていた。
そしてそんな日は、家で掃除をしてくれたり、晩ご飯を作ってくれたりもしていた。
誰にも強制されてないのに、
家の中で「自分にできること」を考えて動いているその姿を、私は何度も見てきた。
「ちゃんと来ない子」は、本当にちゃんとしてないの?
私たちはつい、「続ける=毎日やること」だと思いがちだけど、
本当はもっといろんな形の“続け方”があってもいいはずだ。
毎日続けて、試合で結果を出す子はもちろんすごい。
試合に勝てなくても、毎日練習を頑張った子もすごい。
練習はちょっと適当な子でも、女子ばかりの難しい部活内の人間関係を続けていてすごい。
誰よりも遅いペースでも、
途中で何度も立ち止まりながらでも、
それでも「やめない」という選択をしている娘だってすごい。
その姿を、私は誇りに思う。
誰かの“がんばり方”を否定しないでいたい
「そんなに休むなら辞めれば」
その言葉は、ある意味では正論だ。
でも、どんなに小さくても、不器用でも、やり続けている人の気持ちに、
ほんの少しでも寄り添える心を持ちたいなと思ってます。
あ、娘が起きてきました。今日も学校へ行くみたいです。すごい。
部活に行くかは、わからない。体育祭の練習もいま体力使うだろうし。
無理な日は、部活にも学校にも行かなくてもいい。
でもそれでも、「続けている」。
そんな娘の姿を、私は、ちゃんと見ていたいと思う。
今日は副業ぜんぜん関係ない内容です💦
普段は、ライターとしてのあれこれや試行錯誤をブログに書いてます✍️
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